新国際空港が2019年内の開港予定
新国際空港が2019年内の開港予定となっている
日本の円借款で建設されている新国際空港が2019年内の開港予定となっている。モンゴル政府は2016年から2020年の計画で、「モンゴルに就航する国際線の路線、便数を増やす」との目標を立てており、国営航空会社MIATモンゴル航空はこの計画に基づいて路線網を拡大し、新機材を導入する。MIATは2018年から2019年の冬スケジュールで、成田~ウランバートル間を週5便運航している。さらに、2019年夏スケジュールでは、成田便を週7便に増やすほか、7月、8月に大阪便が復活する。アジアではほかに中国の広州市に3月末から10月まで新規就航させ、北京、香港、韓国のインチョン便の増便も計画している。モンゴル国家統計局によると、2018年にモンゴルを訪れた日本人は前年と比べると7%減少し、2万990人だった一方、2019年3月に発表された日本政府観光局の統計によると、同年に日本を訪れたモンゴル人は前年と比べると18%増加し、2万7,650人だった。MIATの動きの背景には、1月のモンゴル・韓国航空協定の改定により、新空港の開港に合わせてウランバートル~ソウル便に、大韓(だいかん)航空以外の韓国の航空会社の新規参入が認められた。モンゴル道路運輸開発省・航空輸送政策実施調整局のミャグマルスレン局長は「新規参入と増便によって供給が増え、1座席当たりのコストが低下することで、航空運賃はある程度下がるとみている」と述べた。
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