第3回障害勉強会が実施された
第3回障害勉強会が実施された
3月27日, 聴覚障害者がどのように運動を進めてきたのか、世界ろう連盟や日本ろうあ連盟の取組の歴史を勉強すべく、2019年の第3回障害勉強会が実施された。今回は聴覚障害者を中心に70人以上の参加者が出席した。聴覚障害者にとって、手話と手話通訳の重要性、教育や情報にアクセスする権利など、聴覚障害者がどの様に権利を獲得してきたのか、その歴史を振り返った。同時に、モンゴルではどの程度、聴覚障害者の権利が保障されているのか、意見交換が行われた。勉強会を通して、聴覚障害者に対する教育へのアクセス権が十分に保障されていないことが明らかになった。手話での教育やバイリンガル教育、生徒への情報伝達が不十分なため、普通校と同等の教育を受ける権利が保障されていないとのこと。今後も聴覚障害者団体との意見交換が必要と感じられた勉強会だった。教育と情報アクセス改善に向け、JICA DPUB・障害を持つウラーンバータル市民の社会参加を促すプロジェクトは今後も活動を続けて行くとのこと。JICAでは、モンゴルの行政機関や病院、学校、NGOなどにボランティアとして40人くらいの青年海外協力隊を派遣しているが、3日、そんな隊員の皆さんと障害に関する勉強会を実施した。当日は、看護師、教師、作業療法士、障害児支援などの隊員6人が参加し、モンゴルの障害者の状況や施策、法律に加え、国際的な障害者福祉政策の歴史についても勉強した。隊員の皆さんは、普段、現場で障害を持つ子供、成人や患者さん、生徒さんと接し、様々な課題を解決しようと活動している。
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