日本のNPO法人ヒカリカナタ基金はモンゴルに小児白内障治療のために手術費を送っている
日本のNPO法人ヒカリカナタ基金はモンゴルに小児白内障治療のために手術費を送っている
アジアの発展途上国で目が不自由な子どもたちの視力回復に貢献する日本のNPO法人ヒカリカナタ基金は小児白内障治療のための手術費を送ることで、これまでモンゴルとキルギス、ミャンマーの計約100人が視力回復を果たしている。「自分の目で世界を見させてあげたい」と理事長を務める元岡山県立岡山盲学校教頭の竹内昌彦さんが話しており、千人を目標に活動を続ける計画だという。自身も全盲の竹内さんは2011年からアジアの視覚障害者への支援に取り組み、モンゴルとキルギスで職業訓練校などを整備してきた。その過程で、手術をすれば視力が回復できるのに貧困によって手術を受けられない人が多いことを知り、支援を始めた。2016年以降、モンゴルで3人が手術を受け、1人当たり3万から5万円かかる手術費は、会員約400人の会費や竹内さんの講演会の出演料などで賄っています。ただ、現地では子どもの障害を隠したがる家庭が少なくないため、小児白内障患者の把握は難しいという。そのため、竹内さんは手術前に何度も足を運び、子どもの調査をしたり、手術を行う医療機関に協力を依頼したりしている。竹内さんは「子どもの親族から涙ながらに伝えられる感謝の言葉が忘れられない。多くの子どもに光を届けるため活動を応援してほしい。」と話している。
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