SATREPSプロジェクト副代表が農業大学の名誉教授になった
SATREPSプロジェクト副代表が農業大学の名誉教授になった
モンゴルでは、約6600万頭の家畜が飼育されていて、感染症対策の技術向上は大きな課題だ。JICAでは家畜原虫病に着目したSATREPS「家畜原虫病疫学調査と社会実装可能な診断法の開発」を2014年からモンゴル国立農業大学付属獣医学研究所と実施している。同プロジェクトにより、モンゴル各地で疫学調査が実施され、原虫病の発生状況が明らかになりつつある。また、家畜が原虫病に感染しているかどうか、現場でも簡単に診断できるキットが開発され、今後同キットの普及が期待される。なお、10月25日に行われたモンゴル国立農業大学の60周年記念式典では、プロジェクト副リーダーの井上昇帯広畜産大学副学長に名誉教授の称号が授与された。井上先生からは、「感染症対策技術の向上のため、今後も一緒に同大学と研究を続けたい」と述べた。
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