「茂木ゼミナール・餅プロジェクト・2018モンゴル」が実施される
「茂木ゼミナール・餅プロジェクト・2018モンゴル」が実施される
日本の拓殖大学 の2018年度 第9回学生チャレンジ企画において優秀企画として採択された「茂木ゼミナール・餅プロジェクト・2018モンゴル」が18日から22日まで、モンゴルのテレルジ・ゲルキャンプやアルフスト村の遊牧民宅を訪ね、餅作り体験と試食会などを行う。2010年にモンゴルで発生した大寒波・ゾドの影響で犠牲になった家畜は800万頭だ。家畜を主食とする遊牧民は、常に餓死と背中合わせの厳冬期を過ごしている。財産である家畜を失った人々は、伝統的な遊牧生活を維持できず、ウランバートル近郊でゲル生活を余儀なくされている。しかし、生活インフラのない不法定住は、生活排水による土壌汚染、感染症リスクの増加、石炭ストーブによる空気汚染など、様々な問題を引き起こしている。拓殖大学の茂木ゼミナールは、日本食である「餅」の普及によって、ゲル地区のモンゴル人のゾド被害に役立つのではと「茂木(もてぎ)ゼミナール・餅プロジェクト・2018モンゴル」を立ち上げた。このプロジェクトは、「餅」のもつ長期保存性、高い栄養に注目し、まずはその認知に努め、長期的にはゲル地区における食料備蓄の推進や生活環境の改善、原料米の生産を担う日本農業の再生と地方活性化を目標にしている。
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