バトボルド元首相は国際交流会議で講演をした
バトボルド元首相は国際交流会議で講演をした
モンゴルのバトボルド元首相は11日に東京で開催された日本経済新聞社の主催による国際交流会議「アジアの未来」で講演をした。環太平洋経済連携協定TPPや東アジア地域包括的経済連携RCEPについて「モンゴルのような経済規模が小さい国や内陸国も参加させるべきだ」と述べ、幅広い国と地域の加盟を認めるべきとの見解を明らかにした。バトボルド氏は「小さい国や内陸国、島しょ国も潜在的な経済成長力を持っている」と指摘した。貿易や海外からの投資が「こうした国でこそ、より良い結果を出す。貿易の枠組みに加え、政治的な枠組みも2国間だけでなく、多国間体制でつくっていくべきだ」と持論を展開した。東南アジア諸国連合地域フォーラムや東アジア首脳会合などの例を挙げ、「すべての会議の根底にあるのは平和と安定の模索で、小さな国がこうした場から取り残されないようにすることが大切です。」と訴えた。国際交流会議「アジアの未来」は、アジア太平洋地域の政治、経済界のリーダーが域内の持続的な発展について話し合う国際会議である。1995年から毎年開催されており、アジアで最も重要な国際会議の1つにされている。
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