モンゴルの子どもたちに日本人形に衣装を着付けする実演を見せた
モンゴルの子どもたちに日本人形に衣装を着付けする実演を見せた
3月19日、モンゴル子ども芸術センターにおいて、日本の有名な人形作家の蒼成院母祥さんは芸術を学ぶ子ども達50人を前に、人形に衣装を着付けする実演を見せた。人と人形が通わす“心”の大切さ、そして、人形を通して日本伝統文化の奥深さと技術の一端を披露した。自作の日本人形“やまとちゃん”をモデルに、着物の生地がカイコから生まれた絹であること、着物は母から子へと何代にも伝えられ、作り直しが出来ること、帯が長いのは古くなれば切って使えること、長い紐は着付けの道具として使うだけでなく、着物を守るたすきにして使えるなど解説を続けた。「今回はプレゼントとして“さくらちゃん”という人形を置いていきます。寂しくないように可愛がってあげてね」と、子ども達と約束するなど、今後、長く続く日本とモンゴルの文化交流に期待を寄せた。前回、出会ったモンゴルの人形作家エンクーシーさんの才能を見出し、日本へ招いて次々と展覧会を開く道をサポートし、技術向上の指南役も果たしている。今から5年前、日本モンゴル外交関係樹立40周年記念行事の一環で、蒼成院母祥さんの人形展「美しい日本の芸術」がザナバザル美術館で開催されたことがある。
再生回数: 1508
Tweet