モンゴルで起こった干ばつの過去の歴史と将来が予測された
モンゴルで起こった干ばつの過去の歴史と将来が予測された
アメリカのモ-ガンタウンのウェスト・バージニア大学の学者らが樹木の年輪を基にモンゴルで起こった干ばつの過去の歴史と将来を予測した。化石化した年輪を分析し、過去2000年の気候の歴史を研究したのは今までの研究の対象となった期間を1000年早めた。2000年から2010年まで発生した干ばつは人間の行為による温暖化、異常気象の結果だと見なされていたが、最近の研究ではモンゴルに以前からあった天災に過ぎなかったことが明らかになった。例えば:何百本ものシベリアマツの年輪を分析してみると800年代つまり人間の行為による温暖化が始まるもっと前に厳しい干ばつが起こっていた。年輪は降水量が多い年に広がり、天気が乾燥した年には縮むとのこと。最近発生した干ばつの3分の1が人間の行為による温暖化が原因と言う。しかし、将来的には今までより厳しい干ばつが起こらないとの結論に至った。温暖化により、天気が乾燥するが、結局は加熱された空気に湿気が多くなり、降水率も高くなる。この変化はモンゴルの経済と社会発展にも影響を与える。2014年の調査によれば、13世紀に15年間続いた大量の降水、湿気った空気はチンギスハーンの外征に影響を与えたと見なされている。年輪分析の結果発表は14日、アメリカ科学振興協会のサイエンス・アドバンセス雑誌に掲載された。
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