ツォグトバータル外務大臣が日本を正式訪問した
ツォグトバータル外務大臣が日本を正式訪問した
21日から25日にかけて、ツォグトバータル外務大臣が日本を正式訪問した。訪問の目的はモンゴルの第3隣国となる日本と戦略的パートナーシップを進化させる、政治関係を強化する、協力事業を特に経済分野で拡大させることであった。22日,外務大臣は日本の河野太郎(こうのたろう)外務大臣と外相会談及びワーキング・ディナーを行った。河野大臣は柔道愛好家でもあるツォグトバータル大臣に東京オリンピックに向け,両国のスポーツ交流も推進したいと述べた。これに対し、ツォグトバータル大臣は日本は民主主義,人権,自由という普遍的な価値を共有する戦略的パートナーであり,日本との協力関係発展はモンゴルの最優先事項であると話していた。また,昨年3月に策定された「戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画」を継続していくことで双方の意見が一致した。河野大臣は国際通貨基金支援プログラムの財政支援による財政規律の着実な確保への期待を伝達し,新ウランバートル国際空港の一日も早い供用開始に向けた協力を求めた。ツォグトバータル大臣は日本の支援に対する謝意を表明し,モンゴルとしても経済の安定化に一層努力していくと述べた。双方は日本モンゴル経済連携協定の実施を通じ,モンゴルの投資環境改善を含め,両国の経済関係強化に向けて努力していくことを確認した。北朝鮮の核・ミサイル問題について,河野大臣は安保理決議の完全な履行をはじめとするあらゆる手段を通じて北朝鮮への圧力を最大限まで高めていくことが重要であると述べ,北朝鮮問題の対応、拉致問題の早期解決に向けて引き続き連携していくことで双方の意見が一致した。外務大臣らは地域・国際情勢についても意見を交換した。また、ツォグトバータル外務大臣は訪問の枠内で、衆議院日本・モンゴル友好議員連盟の幹部や経済産業大臣、厚生労働大臣、JICAやJETROの幹部らとそれぞれ会談をした。モンゴルと日本の200社余りの代表者らが出席したビジネスフォーラムに参加し、投資家に向けて挨拶した。モンゴル企業の代表者らは日本に輸出したい商品の宣伝をした。
再生回数: 1161
Tweet