貧困削減日本基金によって実施されるプロジェクトの契約が締結された
貧困削減日本基金によって実施されるプロジェクトの契約が締結された
14日、モンゴル財務省において、日本政府の貧困削減日本基金によって実施される「野菜栽培の支援によって生計を向上させるプロジェクト」の契約が、フレルバータル財務大臣とヨランダアジア開発銀行モンゴル事務所長との間で締結された。フレルバータル財務大臣及びアジア開発銀行モンゴル事務所長がこのプロジェクトをはじめ、これまでのアジア開発銀行を通じた日本政府及び日本国民からの支援に対する感謝の言葉を述ベた。このプロジェクトでは、モンゴルの気候に適した野菜の栽培技術を導入するとともに、生産から市場までの流通体制を整備することにより、農産物の生産性と付加価値を高め、地域農民の収入増加が期待されている。プロジェクトは、トゥブ県のボルヌール郡、ダルハン・オール県のオルホン郡、ウブス県のウラーンゴム郡、セレンゲ県のユルー郡で実施される。貧困削減日本基金とはアジア開発銀行に加盟する開発途上国の中でも特に貧困が深刻な国に対して、長期的な社会・経済発展強化への支援を目的として、2000年5月に日本政府の資金拠出によりアジア開発銀行内に創設された基金である。モンゴルでは2002年に貧困削減日本基金の第一号案件が実施され、その後も社会福祉、教育、医療など様々な分野において50以上のプロジェクトが貧困削減日本基金により支援されており、これまでの支援総額は8千万米ドルに達している。
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