モンゴル・日本間のクレジット制度におけるクレジット発行
モンゴルと日本で実施している二国間クレジット制度(JCM)において、2回目のクレジットが発行された
モンゴルと日本で実施している二国間クレジット制度(JCM)において、2回目のクレジットが発行された。24日、ウランバートル市において、在モンゴル 日本国大使館菊池公使参事官とバトジャルガル気候変動特使の共同議長のもと、二国間クレジット制度(JCM)に係る第5回日本・モンゴル合同委員会が開催され、JCMプロジェクトのクレジット発行が決定されました。首都ウランバートルの北方約230kmに位置するダルハン市近郊にある10MWの太陽光発電を導入し、発電した電力をグリッドに送電することによって、温室効果ガスの排出削減を実現したプロジェクトだ。今回発行されたクレジット量は7ヶ月間に8947トンとなり、同プロジェクトの累積削減量は約20万トンが見込まれている。今年、モンゴル・日本間のJCMプロジェクトとして登録されているプロジェクト実施者から、JCMの合同委員会に対してクレジットの発行申請が行われた。その後、合同委員会においてJCMクレジットの発行が決定され、両国政府に対して、それぞれが発行すべきJCMクレジットの量が通知された。同プロジェクトは環境省JCM設備補助事業の採択案件で、日本政府として6263トンのクレジットを獲得しました。二国間クレジット制度とは途上国への温室効果ガス削減技術、製品、システム、サービス、インフラ等の普及や対策を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価するとともに、日本の削減目標の達成に活用するものだ。JCMのパートナー国は、モンゴル、バングラデシュ、コスタリカなどの17カ国だ。日本は、二国間クレジット制度などを駆使することで、途上国の負担を下げながら、画期的な低炭素技術を普及させていく。
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