銅濃縮工場を設立する決定を出した

Odgerel 2017-03-20 07:03

経済

銅濃縮工場を設立する決定を出した

15日の閣僚会議で銅濃縮工場設立の件が審議され、可決された。工場立地の場所はモンゴルのウムヌゴビ県のハンボグド郡で、世界最大銅鉱山の一つオユ･トルゴイ鉱山の近くだ。原料や輸送、電力などの必要経費が少ないなどのメリットが大きいため、この土地にしたという。同工場の総株式の10％を下回らない額をモンゴル政府が所有することになっており、投資家の選定や投資家との契約締結などは鉱業･重工業大臣が担当になるとのことだ。工場の生産キャパシティは、年間100万トンの濃縮銅で、稼働開始時期は2020年とされている。オユ･トルゴイ鉱山の稼働期間は95年とされており、同工場はこの長期間稼働可能になる。オユ･トルゴイ鉱山には、銅の他、金や銀などの貴金属も埋蔵されており、銅の濃縮でこれらの貴金属の加工も可能になるという。オユ･トルゴイ鉱山の銅の濃縮により、年間約20億米ドルの資金を国内で生み出せるというシミュレーションが出ている。