叙事詩宮殿で「ブジン・ダワー・ハーン」という叙事詩が全章語られた
叙事詩宮殿で「ブジン・ダワー・ハーン」という叙事詩が全章語られた
12月30日にボグドハーン宮殿博物館の叙事詩宮殿で語り手のバルダンドルジさんが12時から20時まで「ブジン・ダワー・ハーン」という叙事詩を全章語った。この行事は2015年から毎年の冬に行われる恒例行事となっている。叙事詩の伝統的な語り方通り、初めに「アルタイ賛歌」という叙事詩を全章語った。西モンゴルの伝統的舞踊ビービイェルゲー、馬頭琴、ツールという吹奏楽器、琴、ホーミーの演奏などミニコンサートが披露された。「ブジン・ダワー・ハーン」叙事詩は旅の無事、利益と富を呼ぶと信じられている。叙事詩の内容を学者のカトゥーさんとバヤスガランさんが解釈した。叙事詩宮殿はモンゴルの伝統的な住居ゲルの形をしており、叙事詩は劇場化されるのではなく、伝統的習慣に沿って特別な日を選び、ゲルで語るのが特徴である。叙事詩はトブシュール、イケル、フーチル、馬頭琴を始めとする弦楽器を弾きながら語りるが、楽器を使わない地域もある。叙事詩を語るのは冬に限られており、夏になり、雷がなる音が出始めたら語らない。干ばつ、強風、天災、戦争、災難が発生すると叙事詩を語るとよくなると昔から信じられていた。叙事詩は2009年に大至急保護すべき無形文化遺産に登録された。
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