チンギスハーンの肖像を仏様のように描いたタンカ掛軸が初めて公開された
チンギスハーンの肖像を仏様のように描いたタンカ掛軸が初めて公開された
11月のモンゴルの誇りの日・チンギス・ハーン生誕日に初代活仏ザナバザルの作品と見られるチンギスハーンの肖像を仏様のように描いたタンカ掛軸が初めて公開された。モンゴルで仏教が普及してからつまり17、18世紀ごろ描かれたと見なされている。この掛軸はニャムフーさんという個人の手の下で保管されていた。チベット研究者のニャムオチルさんがこの掛軸について「このタンカについて書いた本を学者のビャンビーン・リンチンさんがドイツで研究したことがある。我々もここ2年間ぐらい研究を続けてきた。れんげの花の台の上に緑色の馬に乗ったチンギス・ハーンを中心に9人の側近の将軍たちが描かれている。なぜ、チンギスハーンと確信しているかというと馬のあぶみは皇帝の印章の模様をしている。緑色の馬の胸に5つの赤色の房飾りがある。これは皇帝だけに許される馬の飾りである。着用している防護服にしても像の皮で作られた皇帝用のものだ。回りの雲の中に見える赤旗を持っている軍人たちは普通の軍人ではなく1000人の軍人の長なのだ。その他にもモンゴル犬のバンハル、クズリなども描かれていれば皇帝の皇帝と信じられている仏様も描かれている。このタンカに関する著書はもうすぐ出版されます。チンギス・ハーンを祀る手本という仏典があるが、その通りに描ける人は初代活仏ザナバザルしかいない。」と話していた。
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