「北東アジアの遊牧民資料館」をオープンされた

Guatsetseg 2016-11-16 09:11

社会

「北東アジアの遊牧民資料館」をオープンされた

 16日、モンゴル研究者の西村幹也さんは北海道、虻田郡に「北東アジアの遊牧民資料館」をオープンした。西村さんは家族と共に8年前から森林の中でログハウスを建て生活を始めた。東京外国語大学モンゴル語学科の学生だった西村さんは1990年ごろモンゴルを訪れた。社会制度が変わっている難しい時期でしたが、モンゴル人は人を助ける良心を失っていなかったと西村さんは話している。けして、豊かではない生活をしていながら恩返しを求めず、ある物を出して助けたモンゴル人の寛大な気持ちに応えたいと心の奥に秘めてきた。外大の博士課程を卒業してからもずっとモンゴルに関わってきた。この資料館を通し、モンゴルの遊牧民の生活様式、築いてきた文明を日本人に知ってもらうことを目的としている。北東アジアの遊牧民資料館で遊牧民の生活空間を作り、フブスグル県のツァータン族やバヤン・ウルギー県のカザフ民族の生活用品や民俗品を展示している。これらの展示物は現地から集めた実物で、触れたり、着用したりすることが出来るのは資料館の目玉となっている。西村さんはモンゴルの伝統文化を日本中に聞いてもらおうと馬頭琴やドンブラのモンゴル人の演奏者たちと一緒に日本のあちらこちらを走り回っていると言う。