日本の国際医療福祉大学医学部にモンゴル医療科学大学から2名の学生が留学する
日本の国際医療福祉大学医学部にモンゴル医療科学大学から2名の学生が留学する
日本で医師免許を取得するフルスカラシップ・プログラムでモンゴルから2名の学生が留学する。このたび、日本の国際医療福祉大学医学部にモンゴル医療科学大学から2名の学生がフルスカラシップで留学することになった。来年4月に医学部を開設予定の国際医療福祉大学は国際的に活躍する医療人材の育成とアジアの保健医療の発展のため、アジア各国から留学生20名の受け入れを決定したとのことだ。モンゴルから2名の学生が奨学生として選ばれた。奨学生には同大学を卒業するまでの6年間の授業料・教材費・生活費など一人当たり最大3000万円の奨学金が供与されるそうだ。モンゴルから奨学生に選ばれた2名の学生は医療科学大学2年生のテリュビュクさんとトゥムルジンさんだ。清水大使は、「フルスカラシップ留学制度により日本の医学部で学ぶことのできる機会は極めて稀であり、この制度にモンゴルの学生が2名も選ばれたことはとても嬉しい事だ。日本政府はモンゴルの医療分野における人材育成に積極的に協力しており、近年では無償資金協力によりモンゴルの若手医師が臨床経験を積むためのモンゴル日本教育病院建設計画を実施している。このたび国際医療福祉大学に留学する両名が日本で学んだ専門的知識と経験を教育病院に持ち帰ってくれればいっそう喜ばしい。この機会を最大限に活かして未来のモンゴルの医療の発展に大いに役立ててほしい。」と激励の言葉をかけた。日本は、政府開発援助とともに民間支援を通じてモンゴルの医療向上に貢献することを目指している。モンゴルの若者2名の日本の医学部への留学は、日本が実施しているモンゴルの医療分野における人材育成・技術交流の大きな一歩であり、今後モンゴルの医療のさらなる発展が期待される。
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