バヤンホンゴル県でDV被害者保護サービス施設が開所された
バヤンホンゴル県でDV被害者保護サービス施設が開所された
8日、ウランバートル市から南西に約640km離れたバヤンホンゴル県で、日本国政府の草の根無償資金協力によって建設されたDV被害者保護サービス施設の開所式が行われた。バトジャルガル バヤンホンゴル県知事は日本国政府からの支援に謝意を示すとともに「ワンストップ・サービス・センターを運営することにより、家庭内暴力などの被害者に対する適切な救済サービスを提供することができるようになった。これによって、県の社会経済開発方針である男女平等の確保につながることを期待している。」と述べた。在モンゴル日本大使館の深澤一等書記官は「家庭内暴力などの被害を受けて、心身ともに傷ついた状況の中、複数の関係機関に相談して回ることは、精神的に負担が大きいものである。このような状況を改善するため、1カ所で心身面や法的支援など総合的なサービス、いわゆる「ワンストップ・サービス」によって被害者を一時的に保護するためのシェルター機能を備えた施設を建設した。結果として被害者の負担が軽減されることを願っている。」と挨拶した。この施設は、今後NGO団体全国暴力反対センターにより運営されますが、運営に必要な経費はバヤンホンゴル県の予算で手当される。また、国連人口基金の協力によって施設の運営に必要な家具や各種機器及び人材育成のための技術協力が提供されている。
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