歌手達の提案した「一人の児童一枚のネムネー」という活動を教育文化科学省が応援した。
歌手達の提案した「一人の児童一枚のネムネー」という活動を教育文化科学省が応援した。
モンゴルでは春になったが、依然として吹雪、強風が起きているため気象庁は注意を促している。現在、18県の98の郡で雪害があり、積雪量は18~42センチになっている。教育文化科学省は、3月3日から2,3週間「一人の児童・一枚のネムネー」、「遊牧民学生」などの活動を開催している。ネムネーというのは生まれたばかりの家畜が凍死しないように、背中に巻く綿や布で作った腹巻を言う。この活動では、5万枚のネムネーが牧民に提供され、1万人の学生が地方の家に帰り家畜出産を手伝う環境が整えられた。このイベントは一般学校の高校生を対象に行われ、高校生たちが家庭科の授業で、使わなくなった布団、服などの物でネムネーを縫っている。また、生徒たちが授業だけではなく家でも家族でネムネーを作り遊牧民を手伝うように呼びかけている。また、同時に行われた「遊牧民学生」というイベントでは、大学が学生に対し、田舎へ帰り、家畜出産を手伝うため2,3週間休む許可を与え、出なかった授業を復習する機会を得られる制度を整えた。また、モンゴルの有名な歌手バヤスガランさんとジャブハランさんがチャリティコンサートを開き、利益を雪害に苦しむ遊牧民たちに寄付するとのことだ。バヤスガランさんとジャブハランさんは、以前はデュエットで活躍していたが、近年は個人活動が多く、デュエットコンサートは13年ぶりだということだ。
再生回数: 1019
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