モンゴルで30分間でヘリコバクターの検出ができるようになっている

Guatsetseg 2016-02-01 04:02

芸術と文化

モンゴルで30分間でヘリコバクターの検出ができるようになっている

 去年、教育文化科学省が｢研究機関組織下のスタート・アップ会社の設立に関する規則｣を策定した。この制度の導入により、大学生、教師や学者等の知的財産を製品化し、市場に出す機会ができた。この制度の一環として、大学に拠点を置くスタート・アップ会社が多数設立されている。その一つに、医科大学の組織下で設立されたMON HP社がある。この会社は、医科大学で設立された7番目のスタート・アップ会社になる。モンゴルで初めてヘリコバクター・ピロリ検出キットを生産し、モンゴル国内の保健市場に供給している。スタート・アップ会社の売り上げの15％は所属大学に返還されるとのこと。創設者の話によると、この診断キットは10年間にわたる研究結果の成果と言う。2014年にモンゴル国家規格MNS6843という著作権を取得したあとに、国際機関の評価を受け、保健省のキット生産特別許可を取得したとのこと。この診断キットのメリットは30分間でヘリコバクターの検出ができるという点である。国際的に使われているこの種の診断キットは12～24時間後に検出結果が出される。こういったスタート・アップ会社は、設立後3年間、法人税、付加価値税、原料・材料や機器にかかる関税の免除を受けられる他、調達業務の支援など各種支援を受けられる。