「ゴビ・スンベル県シベーゴビ郡水供給改善計画」贈与契約に署名

「ゴビ・スンベル県シベーゴビ郡水供給改善計画」贈与契約に署名した
20日、日本大使館において、2025年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「ゴビ・スンベル県シベーゴビ郡水供給改善計画」の贈与契約に、井川原日本大使とバトエルデネ・ゴビスンベル県知事が署名した。署名式にはデルゲルサイハン道路・運輸大臣が立ち会った。
井川原大使は、給水水源は地下水のみに頼っているゴビ地域での水の重要性に言及しつつ、今回の計画を実施することで、同郡の安定した水供給能力の向上が可能になることを願っていると述べた。
本案件は、ゴビスンベル県シベーゴビ郡の水供給を改善するものだ。同郡の飲料水及び生活用水を供給するイルチレグシベー水道局の既存の給水施設では必要な水量を供給できず、断水が発生する等の住民の日常生活に支障をきたしている。地下貯水槽の増設及び給水ポンプ用施設の改修等を行うことにより、状況が改善されるとともに、同郡住民に対する十分な量の飲料水及び生活用水の確保を図り、もって同郡の安定した水供給能力の向上が可能になると期待される。
日本政府は、1990年以降35年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきている。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの612件目にあたり、ゴビスンベル県においては11件目となる。
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