「異常気象に強い農業」プロジェクトの実施
「異常気象に強い農業」プロジェクトの実施
国際機関「ADRAモンゴル」は今年4月から、バヤン・オルギー県で「異常気象に強い農業」プロジェクトを実施している。「異常気象に強い農業」プロジェクトは、農業の持続可能性を大きく向上させることを目的に36ヶ月間実施され、ADRAジャパンとADRA香港の資金で進められている。
プロジェクトでは、管理や資源配分の改善、太陽光発電温室の活用による農業の効率化、そして気候に優しい農業の導入を行っている。225世帯を対象としており、このうち、新たにトブ・ウルギー郡から 135 世帯、サグサイとブガット郡から各 45 世帯が事業に参加する予定。
同プロジェクトの一環として、現在 25 世帯に太陽熱温室を設置した。また、農家に野菜の種子提供とスキル習得の研修を行い、作物管理の改善に取り組むことで、農業の効率と成果を向上させる。
「異常気象に強い農業」プロジェクトの実施によって、農業成長期間が3~5か月延長され、農作物の生産がより持続可能になることで、気候変動の影響を軽減できることが期待されている。これにより、地元農家の収入が安定し、持続可能な生計源が確保されるとともに食料安全保障の改善にもつながる。
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