全国の8割以上で雪が積もっている
全国の8割以上で雪が積もっている
10日に一度行われる現地積雪測定データによると、20日時点で、全国の8割以上で雪が積もっているが、アルタイ、ハンガイ、ヘンテイ、フブスグル山岳地帯、ハン・フヒー、ハンタイシル、ドルノド平原、ゴビ地域の一部では10~51センチとなっている。その他の地域では1~9センチで、吹雪に伴い、積雪した地域では80センチ、谷間では100センチに達している。
この 10 日間、気温は国土の40%で年間平均より 1度~8度低く、降雪量は国土の 60 %以上で年間平均を上回った。大湖盆地とゴビ地域では年間平均値に近かった。風速はほとんどの地域で一時的に16~27メートルに達し、バヤン・ウルギー県、ホブド県の一部地域では28~34メートルを記録した。
全国で合計1万3500世帯が大雪に覆われ、3万8400キロの道路が通行止めとなった。
政府の積立基金から、移動する遊牧民への医療および社会福祉サービスの継続的な提供、自然災害時の迅速な捜索救助活動に必要な自動車、燃料、その他の物資の費用を提供している。また、全国の閉鎖された道路の開通、遊牧民の移動や避難に必要な資金が支給されており、各大臣が率いる6つの作業部会が現地にほし草や飼料を届けるため、活躍している。
今月19日から23日にかけて、国軍および法施行機関の約250人が120台の特別用途自動車を利用し、通行止めになっていた1万5000キロの道路を開通し、1778トンの干し草と飼料が17県、74郡の2748世帯に届けられた。積雪量、道路の状態によるが、30キロの道路を開通させるのに4~6時間かかったという。
モンゴル非常事態庁のウーガンバヤル准将は、全国に18万9,283牧畜世帯がいるが、その中の7万2,462世帯が困難な状況で越冬していると報告した。このうち、ほし草や飼料が不足している世帯は3万9,419世帯、食糧援助を必要としている世帯は7,863世帯、薪が不足している世帯は5,800世帯、医療支援を必要としている1万3,677世帯があるとの現地調査結果がある。家族3人未満の牧畜世帯で人手不足に苦しんでおり、14県の 66郡 の2,032 の牧畜世帯が人的支援を必要としている。
25日時点で、全国的に209万頭の家畜が死んでいます。家畜の死亡率が前年同期比 86% 増加したことにる。豪雪に関する情報は毎日更新されており、数字が増加していく見込み。
厳しい冬のこの時期に、企業や人々は遊牧民を助けるために全国的なキャンペーンを実施している。現時点で、非常事態庁に個人、企業、寺院の僧侶たちから現金10億トゥグルグと5億トゥグルグ相当の支援物資が集まっている。
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