ドンドゴビ県パイロット学校収穫祭
ドンドゴビ県のパイロット学校で収穫祭が実施
ドンドゴビ県のパイロット学校で収穫祭が実施された。2023年9月18日に、ドンドゴビ県サインツァガーン村のマンダル学校で収穫祭が開催された。マンダル学校は、JICA「モンゴル国学校給食導入支援プロジェクト」のパイロット校で、プロジェクトの協力のもと、このイベントが行われ、256人の4、5年生の児童、小学校教職員、保護者代表等およそ300人以上が参加した。プロジェクトのもう一つのパイロット校であるゴビーン・イレードゥイ学校の代表者など外部からの参加者もおり、イベントは大盛況だったということ。また、この収穫祭は3週間にわたる「大地の恵み」活動の一環で開催され、児童たちは教室で学んだ知識を教室外で実習し、持っている知識を応用することを学ぶ機会となった。そして、理科、数学、図工、保健、モンゴル語の授業内容を統合的に構成した活動を行うことで、観察力や知識を高めながら学ぶことができた。イベントの前半では、10人で1チームになり、校内菜園で育てた野菜の収穫、掃除、畑や野菜の量の計測、経理係への納品などが行われた。その後、収穫した野菜を使い、ビーツジュース、リンゴとビーツサラダ、野菜ラグー、人参ペストの4品を保護者と担任の教師の指導の元で作り、試食した。さらに、JICA海外協力隊の栄養士隊員が参加し、プロジェクトのナショナルスタッフとともに、野菜に関する食育を各クラスで5分間実施した。児童は栄養士隊員が自ら手書きしたイラストを見ながら、興味深く聞いていたとのこと。教職員、保護者、児童が一丸となって取り組んだことで、食育面において大変重要な活動となった。
再生回数: 362
Tweet