フレルスフ大統領はセレンゲ県を訪れた

Odgerel 2023-09-14 02:09

ローカル

フレルスフ大統領はセレンゲ県を訪れた

8日、フレルスフ大統領は「食糧供給と安全保障」国民運動の一環で、セレンゲ県マンダル郡にあるAPU社の「モンゴルチーズ・シグデリ」製造工場を訪れた。「モンゴルチーズ・シグデリ」製造工場は、1日当たり8～24トンの国産牛乳により、年間を通し、700トンのチェダーチーズ、エダムチーズ、ゴーダチーズの3種類のオーガニック・チーズの最終製品を生産し、国内のチーズ需要の20%を賄い、輸入依存脱却政策に貢献している。国内チーズの生産量増加には、牛乳供給体制の整備、バリューチェーン構築、集約型モデル農場の確立、一次加工工場への税制優遇措置、生産期間の延長など、多くの課題解決が必要であると、工場側代表らが強調した。調査によると、モンゴルは国内需要の92%に相当する年間約3000トンのチーズを輸入している。 現在、国内の10社程度が同分野に事業展開している。9日、フレルスフ大統領は、セレンゲ県ツァガーンノール郡のエム・ティ・エス・グループの「セレンゲ・グレインズ」社の現場を視察した。2023年に国内では、36万9300ヘクタールの穀物、1万8400ヘクタールのジャガイモ、1万3900ヘクタールの野菜、8万9300ヘクタールの飼料、13万1700ヘクタールが油糧種子野菜、7000ヘクタールが果実、合計62万9600ヘクタールの栽培を行った。暫定収支によれば、小麦生産量は17%、野菜は18%、飼料は42%増加し、小麦とジャガイモの国内需要の100%、野菜の80%以上を国産作物で賄うことが可能となった。同社は1万2000ヘクタールの流通面積を持ち、栽培した小麦と穀物を国内大手食品製造企業である「ウランバートル製粉」社、「ウグージ製粉」社、「APU」社などに供給している。「食糧供給と安全保障」国民運動の一環、同社は「一次種子育種センターおよび脱穀機」プロジェクトに参加し、譲許的融資が調達できた。同プロジェクトの枠で、セレンゲ県ツァガーンノール郡に7500トンの小麦と穀物の完全自動乾燥・洗浄・脱穀機を備えた新センターが建設予定だ。