「ヘンティー県バトシレート郡保健センター改修計画」の贈与契約に署名
「ヘンティー県バトシレート郡保健センター改修計画」の贈与契約に署名した
20日、日本国大使館において、2023年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「ヘンティー県バトシレート郡保健センター改修計画」の贈与契約に、小林弘之日本大使とチョグソムジャブ・ヘンティ―県知事が署名した。本案件は、ヘンティー県バトシレート郡保健センターA病棟の全面改修を行うものだ。同棟は頻繁な雨漏りにより、天井や内壁の塗装が剝落している。雨樋が設置されていないため、外壁と窓枠が劣化している。下水道は経年劣化により、詰まるなどの問題が頻繁に生じている。暖房用ラジエーターの経年劣化は激しく、中央暖房システムからの温水圧に耐え切れず、各所で破裂している等の支障が生じている。その結果、年間の外来患者約1万人及び入院患者約400人の安全・衛生面で大きな問題が生じている。今回の改修によってこうした問題が解決され、安全で衛生的な環境の下で同センターの医療サービスを受けることができるようになると期待している。日本政府は、1990年以降33年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきている。今回のプロジェクトはモンゴルにおける草の根無償プロジェクトの595件目、ヘンティー県における21件目、バトシレート郡では初のプロジェクトである。
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