モンゴルではマグニチュード3.5以上の地震が急増
モンゴルではマグニチュード3.5以上の地震が急増した
国家統計委員会の発表によると、2020年にモンゴルではマグニチュード3.5以上の地震が56回発生、2021年度は255回、2022年度は約300回となり急増した。例えば、フブスグル県ハンハ郡では計4万回以上の地震が発生し、その内、マグニチュード3.5以上の地震が185回発生した。その揺れは震度が同じであっても振幅、周期及び継続時間などの違いや地盤の状況により被害は異なる。地球の表面は23のプレートに覆われている。モンゴルはユーラシアプレート上にある。最近設置された多くのGPSステーションのおかげでモンゴルの領土は年間28ミリの速度で南東に向かって移動していると判断された。地震は主に2つのケースで活性化される。自然現象としての地震活動は地殻変動や活断層に沿って起きる。二つ目は最近、人間活動によるものも増えてきた。例えば、鉱山や水を多用する地域では地震が多発するケースもある。2005年以降、ウランバートル周辺で地震が急激に増加している。通常、年間平均200回だったのが、現在では約1000回以上発生している。調査の結果、ウランバートル市周辺に6つの活断層があることがわわかった。活断層とは数千年前にこの地域で非常に強い地震が起きたことを意味する。ウランバートル市の真ん中を通る第7番目の活断層を日本の科学者チームが特定した。彼らの解説によると、裂け目は1000年以上前のもの。都市周辺の地震動を予測する61のステーションと、地方地域に68のステーションがある。地震記録装置に関しては、世界で使用されている最高のツールを設置した。現在、アメリカ、中国、フランス、日本から提供された記録装置を使用している。しかし、地震観測点の数という点では、わが国は遅れをとっている。国内の22ヶ所にしか設置していない。少なくとも100の観測点を設置する必要がある。
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