JICA医師及び看護師の卒後能力強化プロジェクトの短期専門家吉田千文教授がモンゴルで活動を行った
JICA医師及び看護師の卒後能力強化プロジェクトの短期専門家と吉田千文教授がモンゴルで活動を行った
JICA医師及び看護師の卒後能力強化プロジェクトの短期専門家として常磐大学看護学部教授、聖路加国際大学名誉教授である吉田千文教授がモンゴルで活動を行い、専門研修とコンピテンシーベースドカリキュラム作成方法についての講義とワークショップを開催した。この講義やワークショップには、モンゴル保健省大臣令看護専門研修カリキュラム改定メンバーに加え、27種の専門領域を担当する看護教員と現場の看護師ら55人が参加した。講義では、カリキュラムを修了した看護師が、どのような専門看護師になってほしいのか、その看護師像をしっかりと描き、行動目標を明記することの大切さや、日頃何気なく行っている行為をしっかりと看護として捉え、明文化していくことの重要性が吉田教授から伝えられた。その後のワークショップでは限られた時間内ではあったが、非常に熱いディスカッションが繰り広げられ、8分野の専門領域のメンバーらが自身たちの考えを基に発表を行い、吉田教授のコンサルテーションを受けることができた。専門看護師のカリキュラムがコンピテンシーに基づき作成され、臨床現場で実践されていくことは、看護ケアサービスの質の向上のみならず、看護職のプロフェッショナリズム醸成の一助になっていくことと思う。
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