モンゴル人がキョーユーに入社
モンゴル人がキョーユーに入社
モンゴル出身のバヤルバータルさんが仙台高専専攻科を卒業して精密機械加工のキョーユーに入社した。将来は母国で起業する夢を温めながら、ものづくりの現場で懸命に学んでいる。モンゴルの高専を卒業後の2020年4月、仙台高専専攻科に編入学した。新型コロナウイルスの感染拡大と重なり、当初はオンライン授業に苦労も多かったが、対面授業の再開とともに学習内容の理解が進み、生産システムデザイン工学専攻を無事に2年で終えた。キョーユーは外国人雇用は今回が初で、バヤルさんの思いを理解した上で採用に踏み切ったという。切削チームに配属されたバヤルさんが高性能の工作機器、大型マシニングセンタを使った精度の高い金属加工などに従事している。仙台高専は2020年度からモンゴルの高専から編入生を受け入れている。今春卒業した3人のうち2人が宮城県内の企業に就職した。2014年、日本をモデルにした高専3校が開設され、2019年には初の卒業生を輩出した。技術習得や現場経験を求めるモンゴル側の要請を受け、仙台高専は2018年から研修受け入れを展開し、2020年からの編入生受け入れにつながったという。
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