デムベレル言語博士の11回目の辞典『新モンゴル語・日本語辞典』
デムベレル言語博士の11回目の辞典は『新モンゴル語・日本語辞典』
先月発行された『新モンゴル語・日本語辞典』は“辞書のデムベレルさん”と呼ばれるデムベレル言語博士の11回目の辞典となった。この辞典は、モンゴルで広く使われている社会、政治、経済、歴史、医学、植物、動物、宗教など6万以上の言葉とフレーズを含めている。次に、2025年から国家公務にキリル文字とモンゴル縦文字の同時使用を義務付ける政策を応援し、モンゴル縦文字でサブを付けている。第3に、漢字を読みやすくするため、発音をキリル文字で音訳している。モンゴルの慣用句やことわざを日本の慣用句やことわざに比喩して入れている。デンベレル言語博士は1977年から1981年まで日本で勉強していたモンゴル人留学生の一人だった。1990年代まではモンゴルでは日本語教科書だけでなく、辞書すらなかった。デンベレル博士は1995年に最初の辞書となる『和蒙漢字辞典』を発行した。2009年に『和蒙漢字辞典』に単語数を追加した『和蒙学習辞典』を、そして2020年再度編集し、『現代日本語実用漢字辞典』をそれぞれ出版した。そして、漢字辞典と合わせて2007年に『和モ辞典』を、さらに改善し2010年に再出版した。単語を追加し、2012年に『和蒙大辞典』も出版した。この辞典を日本のシーバ・サービズ社がIpad及びAndroid対応の電子辞書にした。2018年に近年日本で広く使われている最新語を合わせ『新・和モ大辞典』を出版した。一方、1990年代初期に医療分野で通訳してきた経験と当時のメモ帳を活かし『モンゴル語・日本語医学用語辞典』を2012と2013年に出版した。デンベレル博士は、在モンゴル日本国大使館に16年間勤務し、定年退職した。定年後は10年以上、日本語教師を務めた。モンゴル日本関係促進協会「トゥンシーン・ホルボー」であり、「モンゴル・トヨオカのシルクロード協会」という2つの非営利団体の会長を務めている。今年はモンゴル日本の外交関係樹立50周年を記念し、「トゥンシーン・ホルボー」協会は二国間関係に関するテレビのドキュメンタリー番組や新聞記事を掲載した。また、モンゴルと日本の関係において重要な役割を果たしてきた47人のモンゴル人と8人の日本人の回想録を含む『アルタン・アルガムジ』記念本を今年2月に発行した。今年の8月に、外務省、在モンゴル日本国大使館と協力し、外交関係樹立50周年シンポジウム「クラルダイ」を開催する予定だ。今年は創立28周年を迎えたモンゴル日本関係促進協会「トゥンシーン・ホルボー」は、Blue Sky-Rising Sun』、『運命に従って』などのドキュメンタリー映画、『モンゴル日本外交関係:過去と現在』などの書籍も出版した。今年、77歳のデンベレル博士は、モンゴルの日本人教師会から『類語辞書』の作成依頼を受けているとのこと。
再生回数: 630
Tweet