地方の産科医と助産師向けの周産期医療の研修を行った
地方の産科医と助産師向けの周産期医療の研修が行なわれた
地方の産科医と助産師向けの周産期医療の1週間の研修が終了した。JICAは、1月12日~19日の間、保健省との共催で「チーム医療を通じた周産期医療の質の改善」研修を実施した。アルハンガイ、バヤンホンゴル、ゴビ・アルタイ、ホブドとバヤン・ウルギーという5つ県の総合病院からの産科医と助産師10名及びウランバートル市内の病院からのオンラインでのオブザーバー参加者にも参加して貰った。一週間行われた研修は日本助産師会、大阪大学遠藤教授、神戸市看護大学高田教授を中心にオンラインで実施された。先生方より、産科医と助産師に求められる能力と病院での役割、妊娠中・分娩期・産後・乳房のケアや妊娠中の栄養・食事等について、動画も交えながら伝えたそうだ。研修の後半、参加者は各病院の抱える課題を取り上げ、その解決のための取組を作成した。この研修は2017年に開始し、これまで毎年1度、5名の産科医と5名の助産師を日本へ一カ月程度派遣していた。今年が最後となり、セミナーの最終日に今まで参加した方々が同研修で獲得した知識・経験を自分たちが所属する病院でどのように活かしているかを発表した。各病院が研修室を設け、妊産婦と県・村の医療従事者に対し妊娠・出産に関する研修を自ら行ったり、妊産婦と新生児に対するケア・医療を改善させた。その結果、出産関連合併症が減少し、妊産婦がより幸せで、自立して周産期を乗り越える事が出来ている事を発表していた。
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