50年前と比較すると、青少年たちの身長が伸びている
50年前と比較すると、青少年たちの身長が伸びている
モンゴル国立医科大学のムンフザヤ博士は、ウランバートル市の学齢児童の発達・体格状態に関する過去50年間の変化を調査した。当調査は1978年及び1992年のデータ、そして2015年から2018年にウラーンバートル市内の13の小中高校の6歳~17歳の8046人の小中学生・高校生の身体計測データを対象にしたものだ。調査によると、50年前と比較すると、現在の8歳~17歳の男子の平均身長が7~13センチ、女子の平均身長が7~11センチそれぞれ伸びている。1990年までは男女共にばらつきがあり、1990年以降は10歳~12歳の男子の平均身長は継続的に伸び、2010年には11歳~13歳の女子の平均身長は一時低下し、それ以来、男女共に平均身長は伸び続けている。10~13歳の女子の身長は男子より高いが、15歳以降は男子の平均身長は女子を超える傾向にある。アメリカの児童の平均身長と比較するとモンゴルの6歳~12歳の児童は1センチ低く、13歳では2センチ低いという結果が出ている。体重と比例した発達・体格状態を見ると、調査対象となる男子4044人の69.5%、女子4002人の72%が世界保健機関の基準を満たしている。さらに、2016年のインペリアル・カレッジ・ロンドン大学院の研究によると、過去100年間でモンゴル人の平均身長は10センチ伸びている。例えば、1914年に成人男性の平均身長は159センチだったのに対し、2014年には169センチになった。成人女性は1914年に148センチだったのに対し、2014年には158センチとなり10センチも伸びていることが分かった。
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