「食中毒の原因となるカンピロバクターという細菌の検査法指導」セミナーを開催
「食中毒の原因となるカンピロバクターという細菌の検査法指導」フォロー・アップ・セミナーが開催された
JICA帰国研修員同窓会のメンバーが所属するウランバートル市獣医局が、10月25~27日にかけて、「食中毒の原因となるカンピロバクターという細菌の検査法指導」をテーマとしたフォロー・アップ・セミナーを開催した。地方やウランバートル市の獣医ラボから約70人の獣医師や技師らが、実習とオンラインでの講義を組み合わせた本セミナーに参加し、食中毒の原因となるカンピロバクターの検査方法等について学んだ。カンピロバクターは、鶏・豚・牛等の腸内や犬や猫の糞に生息している細菌で、「細菌性食中毒」の中で最も発生数の多い食中毒の原因になる。カンピロバクター菌の含まれる肉類を加熱不十分な状態で食べたときに感染してしまいる。また、菌で汚染された調理器具使用した場合や、菌を持つペットなどを触れた後に手を洗わないことなども原因になる。感染すると、おもに下痢や腹痛、発熱の症状があらわれてしまう深刻な病気で、注意が必要とのこと。JICA帰国研修員同窓会とは:毎年、JICAはモンゴルから研修員を受け入れており、その数は延べ5,200人以上になる。2000年に、JICA研修に参加した 帰国研修員同窓会を設立し、同窓会を通じて、フォローアップ・セミナーを開催し、研修にて習得した知識や知見を効率的かつ効果的に全国各地に普及している。
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