「グリーンゴールド・家畜の健康」プロジェクトが終了
「グリーンゴールド・家畜の健康」プロジェクトが終了した
スイス開発協力庁が食糧・農牧業・軽工業省との共同で、17年間モンゴルで実施したプロジェクト「グリーンゴールド・家畜の健康」が9月で終了した。このプロジェクトの成果についてプロジェクト・コーディネーターのエンフアムガランさんが「このプロジェクトを実施したおかげで、牧草地利用に対する遊牧民の態度が変わったと思う。その他、国際的に認められた方法でモンゴルにおける牧草地の状態変化、砂漠化の状態を特定できるようになった。最後に、遊牧畜産業の特徴を表す「遊牧畜産業の持続可能な基準」を世界市場に導入した。」と話していた。「遊牧畜産業の持続可能な基準」が設けられた結果、畜産物が安全な牧草地のものか、自然環境に優しいか、遊牧民が責任を持って生産したか、遊牧民から工場までどんな過程を踏んだかが分かるようになる。「遊牧畜産業の持続可能な基準」通り、家畜が健康であれば、家畜由来の原料や製品の基準が満たされる。この基準に基づき、いくつかの製品生産の試験を行った。その一つがヤクの皮革サッカーボールで、このボールにQRコードが付いている。このコードをスマホで読み取るとこのボールの原材料の由来、環境に優しいかどうかなど全ての情報を入手できる。海外からこのボールを購入する注文が来ている。現時点では事業実施国スイスから1000個の購入注文があったとのこと。
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