ウブス湖盆地をユネスコの生物圏越境保護区として認定
ウブス湖盆地をユネスコの生物圏越境保護区として認定した。
9月15日、ナイジェリアのアブジャで国連教育科学文化機関の第33回人間と生物圏計画の国際調整管理会は開催され、 モンゴルとロシアに跨って位置するウブス湖盆地をユネスコの生物圏越境保護区として認定した。ウブス湖周辺の両国の国家保護地区をウブス湖の生物圏保護区」及び、「ウブスヌルスカヤコトロビナ生物圏保護区」との名称で1997年はユネスコの世界生物圏保護区ネットワー ク (WNBR) にそれぞれ追加されたのだ。これで、24年後にはこの2つの生物圏保護区を1つの生物圏保護区として登録した。ウブス湖盆地はモンゴルのウブス湖、アルタン・エルス、ツァガーン・シュブート山、トゥルグン山の国家特別保護区、ロシアのオブスヌル、ムングンタイガ、オルクシナー、アリスカンナイグ、ヤマーラグ、ウラル、ツゲールエルス等の特別保護区を跨る。ウブス湖盆地ではユーラシアの東部おける大きなバイオームを代表する多様な生態系と固有植物が生息すると共に、何百年にわたって遊牧民が暮らしてきた。この地域の草原生態系には多種の鳥、砂漠生態系にはヤマウズラ、跳鼠などの珍しい齧歯類が多く生息する。ウブス湖盆地の西部山々はユキヒョウ、野生山羊ヤンギル、野生羊アルガル、シベリアアイベックス世界の絶滅危惧種の生息地となっている。生物圏越境保護区への追加により、この地域における生物多様性、国際的に重要な湿地と水鳥を保護し、自然環境に優しい観光を発展させることができる。
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