アカシカの頭数が増加

Odgerel 2020-12-09 02:12

ローカル

アカシカの頭数が増加しつつある

アルタイン・ハリウン鹿NGO団体は2016年に設立され、アカシカの基本生息地域が遠く離れたゴビ・アルタイ県にあるハンタイシル山脈、ザサグト・ハイルハン山、ハル・アザルガ山脈を含めたアルタイン・アカシカの頭数保護を目的に、2017年、2018年、2020年に、トゥブ県に位置するホスタイ山脈からアカシカの子鹿40頭余りをハンタイシル山脈に移動、放牧した。この子鹿の19頭が草原に放牧され、既に成長したアカシカとなっている。21頭は飼い主さんの監督下にいる。 ホスタイ国立公園は国際的に使用されている技術を活用し、アカシカに関するデータを収集し、アカシカの保護に取り組んでいる。 自然環境・観光省の許可により、公園は過去10年間、専門家と協力し、オルホン県、ゴビ・アルタイ県、トゥブ県へアカシカを移動させ、放牧する活動を成功裏に実施してきた。1980年代に、モンゴルのアカシカ頭数は13万頭に達していたが、人的行為、密猟などにより1990年以降、約100頭までに激減した。1993年にモウコウマ・タヒの野生化、保護を目的に、ホスタイをモンゴル政府決定により、ホスタイ国立公園にした。その30年間の努力の結果、ホスタイ国立公園に生息するアカシカの頭数も年々増え、現時点でおよそ1200頭のアカシカが生息している。このように絶滅寸前の希少動物リストに登録されたアカシカに頭数回復の兆しが見えてきている。