モンゴルで国内感染を確認
モンゴルで国内感染が確認された
6日、モンゴル初の国内感染者が発見された。感染が確認されたのは、外国からの入国者の隔離施設で働く看護師だ。看護師は施設での勤務が始まってから施設外に出ていないとのこと。看護師とチームとなって行動した2人の医師に新型コロナウィルスが感染されたのも確認された。モンゴルでは現在、外国人の入国は原則禁止され、チャーター便を除く国際便も運航が停止されている。チャーター便などで帰国するモンゴル人らには、入国後21日間の隔離を義務づけられているのだ。空港などの検疫では、これまでに約390人の感染が確認されている。モンゴルは、隣国の中国で感染が拡大していた2月初めから各国との間の往来禁止を次々に進めた。感染者が確認されていない段階からすべての小中学校を休校にしたり、首都ウランバートルの公共交通機関を停止したりするなど厳しい感染対策をとったのだ。6日、隔離所での観察期間を終え、家に戻った国際輸送の29歳のトラックの運転手から11日、新型コロナウイルスが発見された。次の日に配偶者から新型コロナウイルスの陽性が確認された。輸送トラック運転手と第一次濃厚接触の24人にPCR検査の結果、義母と妹が陽性と確認された。国家緊急事態委員会が、11日から17日の午前6時までウランバートル市と地方で移動規制を実施している。この間に、感染者との濃厚接触者を特定する作業が進められている。この間、全ての教育機関が休校になるほか、ウランバートルを出る道路、鉄道、航空の全交通機関が停止されている。また、すべての公共イベントも中止された。市内公共交通機関の運行時間の6~10時、17~21時以外の時間で交通規制が行われている。トラック運転手が6日にウランバートルパレスでコンサートを観賞したのがこのような警戒態勢を引き上げることにつながった。
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