生産者・遊牧民と世界大手カシミヤ・メーカー 代表らによる懇談会を実施
生産者・遊牧民と世界大手カシミヤ・メーカー 代表らによる懇談会が実施された
国連開発計画のモンゴルの持続可能なカシミヤ連合会が10月29日、 生産者・遊牧民と世界大手カシミヤ・メーカー 代表らによるオンライン式の懇談会がバヤンホンゴル県シンジンスト郡、 アルハンガイ県イフタミル郡において実施されたと発表した。ドイツのヒューゴ・ボス、フランスのケリング・グループ、イギルスのバーバリー、オーストリアのシュナイダーなどの世界大手カシミヤ・メーカーの代表らと国内カシミヤ生産者が、国内バリューチェーン構築に向けて意見交換し、両者は新型コロナウイルス感染症による経済影響、自然災害、冬営準備、持続可能なカシミヤ産業に関する認識、カシミヤ需要、生産基準などを取り上げて協議した。カシミヤ・メーカー側は、モンゴル産カシミヤ品質について「高級レベル」との評価を改め、生産者側はカシミヤ品質の維持に向けた飼育方法や独自の取組などについて発表した。また、生産者は、家畜の一定数保持、放牧地の保全と自然復興に対するモニタリング、家畜の生産性向上などを通じて牧草地を守っているとした上、コロナ禍と干ばつなどの影響でカシミヤ相場が通常より50%下落しており、遊牧民も収入源の多元化を図る重要性を指摘していた。
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