モンゴルの学者らが新型コロナウィルスの検査キットを開発
モンゴルの学者らが新型コロナウィルスの検査キットを開発した
モンゴルの学者らが協力し、新型コロナウィルス完治者の血液の中にコロナウイルスに対する抗体の有無、免疫があるかどうかを調べる検査キット開発に成功した。この検査キットの現在モンゴルで使用されている抗体検査キットとの違いや開発の流れなどについて科学アカデミー・基礎生物学研究所の学者オユンスレンさんは「わがアカデミーの生物学研究所の基礎生物学研究所、国家感染症センターのウイルス研究所及びモンゴル国立大学の生物学部の科学者たちが協力し、今年の4月に抗体検査キット開発のプロジェクトを開始した。教育・科学省、保健省、科学アカデミー、科学技術基金はこの提案を快く支援し、資金援助を提供してくれた。」と述べた。検査キット開発には遺伝子工学、分子生物学、免疫学および生化学的方法を使用したことが革新的だ。以前、基礎生物学研究所では、肝臓ガンになった人の血液中に含まれるアルファ・フォトプロテインというタンパク質を定量する診断キットを作ったことがある。現在、その診断キットが知的財産権を獲得している。現在、わが国は他国と同様に、コロナウィルスを診断するために、コロナウィルスの抗体検査キットとPCR診断を行っている。3ヵ月の期間で開発されたこの検査キットはヒトの全血、血清および血漿中にコロナウイルスに対する抗体が作られ、免疫がついたかどうかを調べることができる。この検査キットのモデルを使用し、国立感染症センターでコロナウィルスの治療を受けた10人の血液サンプルを検査したところ、結果が良かった。現在、100人を対象に検査を行なう準備を進めている。検査キットの品質については国際基準に合っているとのこと。
再生回数: 664
Tweet