International Airport New Ulaanbaatar合同会社が設立された
International Airport New Ulaanbaatar合同会社が設立された
三菱商事株式会社、成田国際空港株式会社、日本空港ビルデング株式会社、株式会社JALUXは、モンゴル政府との合弁で設立したInternational Airport New Ulaanbaatar合同会社を通じて、5日、モンゴル政府国家開発庁との間で事業権契約を締結し、新国際空港の15 年間の運営事業に参画することとなった。今後、New Ulaanbaatar International Airport 社は新空港における供用準備作業、現在の首都空港からの新空港への移転作業を経て、2020 年上期中の運営開始を予定している。モンゴルの航空需要は政治・経済・商業の重要拠点である首都ウランバートルを中心に増加傾向にあり、現空港の2018 年の旅客数実績は前年比14%増の142 万人を記録している。また、現空港は南側と東側を山に囲まれた地理的制約から、滑走路の片側からしか離着陸が出来ず、風向きなどの気象条件により運用が制限されている。航空需要が高まる中、このような問題を解決し、首都空港としての安全性・信頼性の改善と利便性の向上を図ることを目的に、日本政府よりモンゴル政府に供与された円借款を資金として、ウランバートル市中心部の南方約50キロの場所に新空港が建設された。新空港の運営にあたっては、空港を含めたインフラプロジェクトの事業運営・建設の実績を多数持つ三菱商事、成田国際空港と羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビル、そして国内外の空港でのリテール事業や海外での空港運営実績を持つJALUX の4社の知見を糾合し、安全を最優先に、新空港の能力を生かし就航路線や便数を拡大していくことなどで空港サービスの利便性の向上に努める。日本とモンゴルの協力の新たな象徴である新空港が、両国民をはじめ世界各国から訪れる多くの方々に親しまれるとともに、新空港の運営事業を通じて、モンゴルの経済・社会の持続的な発展に貢献することを目指すとのこと。さらに、新ウランバートル国際空港とウランバートル市を結ぶ高速道路の開通式典と空港運営に関する事業権契約の署名式典が 5日、行われた。開通式典には、フレルスフ首相、エンフアムガラン道路・運輸開発大臣、在モンゴル中国大使など、関係者らが出席した。高速道路の起工は2016年で、全長32キロ、幅31メートル、6車線で、ヤールマグ・インターチェンジから新国際空港を結ぶ。
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