ナベヅルが春の移動をしている
ナベヅルが春の移動をしている
モンゴルの鳥保護センター研究者や、専門家たちが2018年の夏、東部ドルノド県のウルズ川のナベヅルに小型GPSをつけた。これは従来不明だった飛行ルートを観測する、その生態を知る、環境の変化を知ることに貢献している。送信機をつけたナベヅルは日本で冬を過ごし、春の移動を始め、現在中国の北東部に来ているとのこと。この調査はモンゴルでナベヅルの飛行ルートに関する初研究だ。この調査結果で、鶴の分布を知るだけではなく、繁殖地域を定める環境が特定される。クロヅルは森林がある山の頂上や、沼地で繁殖するから研究が難しいそうだ。送信機によって、ナベヅルについてたくさんの貴重な情報を集められる。我が国で渡り鳥を科学的に研究する事業は1970年から始まった。移動のルートを知るため、たくさんの機器を使うようになった。モンゴルで一番普及した方法はプラスチックや鉄製品の輪を足につける方法だ。また、翼と首にもつける。最近は宇宙やラジオに電波を送る輪を背中や尾につける方法で移動のルートを調べている。研究結果で、大半が中国の北東部、韓国、日本、台湾、香港、さらにニュージーランド、オーストラリアに着き、冬を過ごすことが分かった。日本はモンゴルを飛び立った渡り鳥が冬を過ごす最適な場所だ。小型送信機の利用は、渡り鳥の保護にも貢献している。
再生回数: 983
Tweet