モンゴル日本人材開発センターで社会保険セミナーが行われた
モンゴル日本人材開発センターで社会保険セミナーが行われた
12日、在モンゴル日本大使館との共催で、モンゴル日本人材開発センターにおいて社会保険セミナーが行われた。セミナーでは「日本の年金制度から、モンゴルの年金制度の将来を考えよう。」というテーマで講義が行われた。長寿化により老後の生活が長くなることや、少子化の進展によって子供に頼って生活することも難しくなることが予想される中、老後も自立して生活するためには、公的年金制度は重要である。そこでこのような認識を踏まえた上で、日本の公的年金制度の趣旨などについて説明が行われた。具体的には、保険料を将来の年金として積み立てておき、老後にその積み立てを切り崩しながら受給する積み立て方式と現役世代が納めた保険料を、そのときの年金受給者に支払う賦課方式という仕組みを紹介し、それぞれのメリットやデメリットを説明した。また、モンゴルでは賦課方式を採っていること、日本では賦課方式を基本としつつ、一部積み立て方式を組み合わせていることなどを説明した。さらに、モンゴルの将来における高齢化率上昇の見込みについて触れ、今後はどのような年金制度を設計していくべきかについて課題を投げかけ、出席者の皆さんと議論を行った。
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