2019年に最低賃金を引き上げる
2019年に最低賃金を引き上げる
モンゴルの労働・社会保障省・労働組合・雇用者連盟によって構成される国家労働社会問題協議3者委員会は2019年1月1日から現在の全国の月額最低賃金24万トゥグルク日本円で約10900円を33.3%引き上げて32万トゥグルク日本円にすると14500円にすることを決定した。また、2020年1月1日には、2019年の水準からさらに31.3%引き上げて42万トゥグルク日本円で19000円とすることも併せて決定した。今回の引き上げについて、チンゾリグ労働・社会保障大臣は「最低賃金法で、最低賃金の改定は2年に1度以上実施することが定められている。最低賃金の改定は、インフレ率、労働生産性、経済成長などいくつかの要因を考慮するだけでなく、年金・福祉手当、社会保険・健康保険の問題を調整する必要があるため、2019年度の予算案確定前に決定する必要があった。」と説明した。ジェトロが実施した2017年度コスト比較調査によれば、モンゴルの一般工職の月額平均賃金は84万5千トゥグルク、日本円で3万8400円、非製造業のスタッフは67万9千トゥグルク日本円で3万900円、アパレル・飲食店など店舗スタッフは59万6千トゥグルク日本円で2万7千円となっている。
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