モンゴル児童芸術センター改修計画に清水武則駐モンゴル日本大使が署名した

モンゴル児童芸術センター改修計画に清水武則駐モンゴル日本大使が署名した
29日、「モンゴル児童芸術センター改修計画」に清水武則駐モンゴル日本国大使、エンフトヤ児童芸術センター館長代理が署名した。日本政府の「草の根」文化無償資金協力の一環として「モンゴル子ども芸術センター改修計画」の贈与契約がされている。関係者及びモンゴル子ども芸術センターに通う子ども達や両親約150名が出席した盛大な署名式になった。清水大使は、「モンゴルは近年急速な経済的発展を見たが、芸術は生活を豊かにするものであり、これを忘れては国の真の発展はあり得ない。この芸術センターからモンゴルを代表する数多くの芸術家が育っていったが、今日ここにいる子供たちからも優れた芸術家が出てくることを確信している。」と述べた。エンフトヤ児童芸術センター館長代理は、「我々の将来を担う子供たちの教育の拠点になる施設の改修に支援の手をさしのべてくれた日本政府や日本国民の皆さんに心から感謝の気持ちを申し上げる。」と述べ、続けてボヤンダライ・ウランバートル市副市長は日本のこれまでの教育分野への支援に感謝しつつ、子供達の将来の芸術分野での活躍に期待を述べた。このプロジェクトの供与限度額合計は、8万4439米ドル、モンゴル通貨で約1億6千万トグログに相当する。同プロジェクトでは、1957年に建造され、雨漏りが深刻なモンゴル子ども芸術センターの屋根を改修することでこのセンターの利便性、安全性を向上させ、1300名にのぼる児童生徒が安心して芸術教育に専念できる環境を整備し、モンゴルの文化教育の発展を支援する。また、同日、センターに通う子ども達による作品展を開催した。子どもたちの日頃の努力の成果が存分に披露され、優秀な作品の作者には清水大使が日本大使賞を授与した。
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